親のスマホの写真を残すには?死後に写真データを保存・家族で引き継ぐ方法

親のスマホの写真を残すには?死後に写真データを保存・家族で引き継ぐ方法

親御さんのスマートフォンには、家族の写真や旅行先の風景、孫の成長の記録など、ほかの場所にはない写真も入っています。スマホが開けなくなると、その写真を見ることもできなくなります。

結論からお伝えすると、スマホが開けるなら、写真はご家族の手で保存できます。開けない場合も、iCloudやGoogleフォトに保存されていれば、公式の手続きで受け取れる可能性があります。

思い出の写真の整理は、気持ちが落ち着いてからで大丈夫です。ただ、スマホの電源と充電だけは先に気をつけておくと安心です。この記事では、写真を残す方法を、スマホが開ける場合と開けない場合に分けてまとめました。

目次

スマホの電源は切らずに、充電器につないでおく

iPhoneは、再起動した後や、48時間以上ロックを解除していないときは、顔認証が使えず、パスコードの入力が求められます(Apple公式)。

スマホの電源は切らずに、充電器につないで保管しておきましょう。パスコードのメモが、手帳や引き出しに残っていないかも探しておくと安心です。

スマホが開けるかどうかで変わる、親のスマホの写真の残し方

スマホが開けるなら、写真は家族の手で保存できる

パソコンにコピーするのが確実

スマホが開けるなら、写真をパソコンにケーブルでつないでコピーする方法が確実です。iPhoneなら「写真」アプリ、Androidなら「Googleフォト」アプリで、写真がクラウドにバックアップされているかも確認できます。

枚数が多いときは、まず「残したい写真」だけを選んで保存し、残りはあとから整理すれば十分です。

USBメモリや共有アルバムで、家族と分け合う

保存した写真は、USBメモリやパソコンのフォルダにまとめて、きょうだいや親戚と分け合う方法があります。ご家族でよく使っているLINEのアルバムや、共有アルバムの機能を使うのもひとつの方法です。

特に残したい写真は、プリントしておくと、スマホやパソコンを使わないご家族にも見てもらえます。

開けないときは、クラウドの写真を公式の手続きで申請する

スマホ本体のロックは、AppleやGoogle、携帯電話会社に頼んでも、基本的に解除してもらえません。ただ、写真がクラウドに保存されていれば、次の公式の手続きで受け取れる可能性があります。

iPhoneは、Appleにアクセスを申請できる

親御さんが生前に「故人アカウント管理連絡先」を設定していた場合、指定された人は、写真やメッセージ、ファイル、デバイスのバックアップなどにアクセスを申請できます(Apple公式)。この設定には、iOS 15.2以降が必要です。

設定がなかった場合も、家族がAppleにアクセスを申請する方法があります。日本では、死亡の記載がある戸籍謄本などが必要になる場合があります(Apple公式)。

手順は亡くなった親のiCloudにアクセスする方法でくわしく解説しています。

Androidは、Googleにデータの取得を申請できる(条件は厳しい)

Googleには、亡くなった方のアカウントのデータ取得を、家族が申請できる窓口があります。ただし条件が厳しく、取り出せない場合もあります。申請が認められても、米国の裁判所命令が必要です。くわしくは亡くなった人のGoogleアカウントを削除する方法をご覧ください。

それでも難しいときは、データ復旧の業者に相談する

公式の手続きでも難しく、どうしても残したい写真がある場合は、データ復旧の業者に相談する方法もあります。機種によっては、業者でも開けられないことがあります。

相談するかどうかの目安は、デジタル遺品整理は自分でできる?業者に頼むべき5つのケースにまとめています。

写真は、SDカードや家族のスマホにも残っていることがある

写真は、スマホの中だけにあるとは限りません。次のような場所も探してみてください。

  • デジタルカメラのSDカードや、パソコンの「ピクチャ」フォルダ
  • ご家族や親戚とのLINEのやり取りや、グループのアルバム
  • ご家族のスマホ(親御さんから送られてきた写真)
  • アルバムや引き出しの中の、プリントされた写真

親御さんから送られてきた写真が、ご家族のスマホに残っていることもあります。まずは身近なところから集めてみてください。

よくある質問

親のスマホのロックは、Appleや携帯会社に解除してもらえますか?

基本的に、解除してもらえません。

親のスマホの電源は、切っても大丈夫ですか?

切らずに、充電器につないでおくと安心です。iPhoneは、再起動したあとや48時間以上ロックを解除していないと、顔認証が使えず、パスコードを求められます。

iPhoneが開けなくても、iCloudの写真は受け取れますか?

受け取れる可能性があります。故人アカウント管理連絡先が設定されていればアクセスを申請できます。設定がなくても、家族がAppleに申請する方法があります。

Googleフォトの写真は、家族が受け取れますか?

申請はできますが、条件が厳しく、取り出せない場合もあります。認められても、米国の裁判所命令が必要です。

スマホのほかに、写真が残っていそうな場所はありますか?

デジタルカメラのSDカード、パソコンの「ピクチャ」フォルダ、家族や親戚とのLINE、ご家族のスマホ、プリントされた写真などです。

まとめ

  • スマホの電源は切らずに充電しておく
  • 開けるなら、パソコンやご家族のスマホに保存し、家族で分け合う
  • 開けないなら、iCloud・Googleの公式の手続きを確認する

今日できる一歩

親御さんのスマホを、充電器につないでおきましょう。そのうえで、ご家族のスマホに、親御さんから届いた写真が残っていないか見てみてください。

手続きの方法は変更されることがあります。最新情報は必ず各社の公式サイトでご確認ください。

ご家族と共有する
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

テクニカルサポートのコールセンターに10年以上携わり、1日数十件・延べ数千件のお問い合わせに対応してきました。セキュリティソフト(McAfee)で3年、モバイルWi-Fi(WiMAX)で2年。その後は、パソコンのセキュリティ、WordやExcel、年賀状ソフト、プリンターまで、ご年配のお客様の「分からない」に電話でひとつずつ付き添ってきました。私自身は古着販売を行うため、古物商の許可も持っていますが、遺品の買取は行っていません。
今も、70代半ばの父からスマホやパソコンのことをよく聞かれます。そして私も、母を見送った家族のひとりです。このサイトでは、各社の公式情報で確認したことを、同じ立場の家族としてお届けします。

コメント

コメントする

目次